林道ファン〜林道探索が好きなバイク乗りの備忘録

林道にロマンを感じるバイク乗りが、日々変わりゆく関東甲信越の林道を実走調査して記録に残しています。

福島県・鶴石山林道 ②

探索年:2017年12月

所在地:福島県いわき市三和町

舗装状況:完抜ダート

難易度:リッターオフ車走行可

関連林道:二本川林道・日渡高野林道・硯石林道

 

 

前回からの続きです。

鶴石山林道 ① を探索してくる。

 

 

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林道二本川線や日渡高野線との分岐を過ぎてからは、かなりの勾配で鶴石山山頂に向けてどんどん高度を稼いでいきます。

勾配区間には断続的にアスファルト舗装がされており、ダートと舗装路面が交互に入れ替わる箇所があります。

 

 

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さらに上がっていくと、日陰にはうっすらと雪が積もっているところがありました。当日の気温は5℃くらいでしたが、探索日の翌週には本格的な積雪となった模様です。

 

 

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先ほどの日陰部分にはうっすらと雪があり寒々とした雰囲気でしたが、稜線付近まで上がるとこのような日当たりの良い開放的な区間に出ました。

 

 

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すっかり葉が散ってしまった稜線上のフラットダート区間です。スロットルを豪快に開けるのも自由ですが、私は左右の景色を楽しみつつ稜線上のフラット路面をまったりと走り抜ける方が楽しいです。

 

 

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雲一つない見事な快晴で、現在の気温が5℃くらいとは写真からはとても想像できません。

 

 

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稜線上をゆくこの区間からは、木々の切れ目から遠野町の山並みを望むことができます。

 

 

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稜線上の開けた区間を過ぎて進んでいくと、本線のカーブ途中から勾配を登っていく分岐ダートが現れました。本線は右から手前へのカーブで、左上に上っている道が分岐ダートです。地図を見てみるとピストン路のようで距離も短そうなので、今回は寄り道していくことにしましょう。

 

 

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分岐ダートはS字のヘアピンを描き、急勾配の登りとなっています。

 

 

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勾配の上側からS字カーブを見下ろしたところです。ここだけ2車線近い広さの道幅があり、独特な光景です。

 

 

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登り勾配とカーブのみの支線ダートですが、大変固く締まった走りやすいダートです。支線は距離が短く、このカーブの先で終点のようです。

 

 

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分岐ダートはここで終点となり、その頂上はなんと鶴石山の山頂でした。山頂には電波塔があり、この道は電波塔への管理道といったところでしょうか。 ちなみにせっかくの名のある山頂ですが展望台やベンチなどはなく、訪れたところで見どころは何もありません。

 

通常なら見晴らしの良い山頂で休憩にはもってこいとなる場所になるものですが、ここは電波塔があるのみで閉鎖的な雰囲気の場所で、せっかくの名のある山頂なのにもったいないというか少し残念な気持ちが残り、このまますぐに引き返しました。

 

 

三和側入り口から鶴石山山頂直下のこの地点でおよそ3分の2を通過し、鶴石山林道終点まで残り少なくなってきました。

  

 

鶴石山林道 ③ へと続きます。

鶴石山林道 ③ を探索しに行く。

 

 

(2018年12月公開)