林道ファン〜林道探索が好きなバイク乗りの備忘録

林道にロマンを感じるバイク乗りが、日々変わりゆく関東甲信越の林道を実走調査して記録に残しています。

福島県・鶴石山林道 ③【完】

探索年:2017年12月

所在地:福島県いわき市三和町

舗装状況:完抜けダート

難易度:車重200kg以上走行可

関連林道:二本川林道・日渡高野林道・硯石林道

 

 

前回からの続きです。

➡︎鶴石山林道 ② を探索してくる。

➡︎いや、林道入口から探索してこよう。

 

 

f:id:rindoufan:20181207172725j:plain

鶴石山林道の林道標を発見しました。「終点」と書いてありますが、ツーリングマップルを見ても、鶴石山林道の終点で別の林道と接続する分岐路はまだ先なので、ここが当林道の終点だとすると、ここから分岐点までのダートは別の林道になってしまうのか、それとも名無しの林道なのか、はて?

 

 

f:id:rindoufan:20181207174017j:plain

先ほどの林道標があった地点から少し進むと、片側の斜面の木々が広く伐採されて見晴らしの良い場所に出ました。鶴石山山頂から続く電柱が道に沿って建っており、未舗装の車道と比較的新しいコンクリート電柱との組み合わせが、どこかミスマッチで印象に残ります。

 

 

f:id:rindoufan:20181207175022j:plain

西側の木々が伐採された斜面からは、正面に広くなだらかに連なる古殿町側の山々を眺めることができます。この周辺だけ道も広く開けた好景ポイントなので、バイクを止めて休憩していくのも良いと思います。

 

 

f:id:rindoufan:20181207181359j:plain

再び樹林帯に入り、固く踏みしめられたフラットな砂利ダートを進みます。

 

 

f:id:rindoufan:20181207181553j:plain

新たな分岐点が現れました。右に上るダートはゲートがあり走行することはできません。ここはT字路になっているので、左に曲がっていきます。なお地図で見るとこのゲートの先はいわき鶴石牧場があるようです。

ちなみに手前の逆コースから直進してくると、ゲートの存在に驚いて、ここに来てゲート閉鎖か!と焦ってしまいそうですが、ご安心を。本線は右へとカーブしており、しっかり道が続いています。この地点で本線は右に右折する形になるため、私有地の牧場内へと誤って入り込まないようにゲートで閉鎖されているのでしょう。

 

 

f:id:rindoufan:20181207193813j:plain

逆ルートから進む場合は、ゲートのある分岐点を右折していきます。

 

 

f:id:rindoufan:20181207182452j:plain

ダートから舗装路に変わりしばらく進むと、ダートの硯石林道と合流して鶴石山林道は終了となります。なお先ほどあった林道標の終点表記が正しければ、林道標からここまでの道は鶴石山林道ではなかったということになりますが・・・

 

 

 

 

f:id:rindoufan:20181207183200j:plain

道路わきに年季の入った鉄製の林道標が建っていました。「峰越連絡林道鶴石山線」と書いてあります。もしも鶴石山林道と別のものとするならば、峰越連絡林道がここから始まり、先ほどの終点表記のあった地点がこの連絡林道の終点ということなのかもしれません。

気になったので峰越連絡林道と林道の違いを調べてみましたが、分かりませんでした。私の勝手な見解になりますが、「峰越連絡」という地形に合わせた正式名称が存在しているが、略称として一般的に林道○○線と呼んでいるのかもしれません。

まあ深く分析していくと混乱して来そうなので、深くは考えずにここまでを鶴石山林道ということにしておきましょう。

 

 

f:id:rindoufan:20181207190642j:plain

鶴石山林道と接続している硯石林道がここからカーブして消えていきます。カーブの先が気になってワクワクしてきますが、新たな林道の探索はまたこんど。

 

途中に1ヶ所だけぬるぐちゃの水たまりの存在があったものの、楽しく走れる極上の林道でした。できればリッターオフバイクはブロックタイヤを履いて訪れるとより安心して走れそうです。

 

 

(2018年12月公開)